「アパレル業界で働きたいけれど、アパレルの大学とはどんな学部を指すのだろう」「服飾学部や家政学部、経営学部…どこを選べばいいのかわからない」など、アパレル業界を目指して大学選びを始めると、こうした疑問にぶつかる方は多いのではないでしょうか。
アパレルについて学びたいのであれば、被服学系の学部・学科や、マーケティングを学べる商学部・経営学部、さらにファッションとビジネスを専門的に学べる専門職大学など、複数の選択肢があります。
本記事では、アパレル業界を目指す人に向けて、アパレル大学に該当する学部・学科の種類や、アパレル業界の仕事内容を踏まえた大学の選び方のポイントを解説します。専門学校や専門職大学との違いもあわせて紹介しますので、進路選びの参考にしてください。
アパレルに関する大学とは?該当する学部・学科の種類
「アパレルの大学」という単独の学部名は多くありませんが、アパレル業界を目指す人が選んでいる学部・学科には、主に次の3つのタイプがあります。
被服学系の学部・学科(家政学部など)
家政学部の被服学科や服飾美術学科などでは、衣服の素材や機能性、デザイン、パターンメイキングなど、ものづくりに関する知識を体系的に学べます。
衣服の生産や消費、流通といった産業的な側面まで幅広く扱う点が特徴です。
商学部・経営学部(マーケティング視点)
アパレル業界のマーケティング職や企画職を目指す場合は、商学部や経営学部で学ぶという選択肢もあります。
消費者のニーズを分析し、商品企画や販売戦略に活かすマーケティングの知識は、バイヤーやMD(マーチャンダイザー)といった職種で役立ちます。
ファッションビジネスを専門的に学べる大学・専門職大学
近年増えているのが、ファッションとビジネスの両方を軸に、企画・マーケティング・広告・経営までを一体的に学べる大学です。
なかでも「専門職大学」は、産業界と連携した実践的なカリキュラムを特徴とする新しい大学制度で、アパレル業界に直結した学びを得られる進学先として注目されています。
アパレルとファッションの違いをおさえておこう
学校選びの前に知っておきたいのが、「アパレル」と「ファッション」の意味の違いです。
「アパレル」は衣料品そのものや、その製造・販売に関わる業界・企業を指す、比較的商業的でビジネス寄りの言葉です。
一方「ファッション」は、衣服に限らずアクセサリーや靴、ヘアスタイルまで含む、より幅広いスタイルや流行を表す言葉として使われます。
そのため、アパレルの大学を探している場合でも、実際には「ファッションビジネス学科」や「服飾学科」など、ファッションという言葉を使った学部・学科が候補になることも多くあります。
学校名や学部名だけで判断せず、カリキュラムの中身を確認することが大切です。
アパレル業界の仕事内容・職種を知っておこう
大学選びをする前に、アパレル業界がどのような仕組みで成り立っているかを理解しておくと、自分に合った学部・学科を選びやすくなります。
アパレル業界は、大きく「川上(素材・製造)」「川中(企画・生産)」「川下(流通・販売)」という3つの流れで捉えられます。
- 川上:糸や生地といった素材を生産する工程
- 川中:デザインの考案や生地の選定、パターン作成、製造を行う工程(アパレルメーカーなど)
- 川下:小売店やECサイトを通じて消費者に商品を届ける工程
また、職種の観点では、店頭で接客を行う「販売職」、デザイナーやパタンナー、MDといった「専門職」、企業の経営や事業企画に携わる「総合職」に大きく分けられます。
自分が将来どの工程・職種で働きたいかによって、選ぶべき学部・学科の方向性も変わってきます。
アパレル大学を選ぶときの5つのポイント
①目指す職種から学部・学科を選ぶ
デザイナーやパタンナーなど、ものづくりに関わる専門職を目指すなら被服学系の学部・学科、バイヤーやMD、ブランドプロデューサーなどビジネス寄りの職種を目指すなら、マーケティングや経営を学べる学部・学科が向いています。
まずは自分がアパレル業界のどの仕事に就きたいかを考えることが、学校選びの第一歩です。
②ビジネス視点(マーケティング・経営)を学べるか
アパレル業界は、トレンドを読む感性だけでなく、消費者ニーズの分析やブランド戦略の立案といったビジネス視点が欠かせない業界です。
デザインや被服学だけでなく、マーケティングや経営、SNS・EC運用まで学べるカリキュラムかどうかを確認しましょう。
③実践的な学び(インターン・企業連携)があるか
アパレル業界は実務経験が重視される業界です。企業と連携したプロジェクトや、在学中のインターンシップがどの程度用意されているかは、卒業後の実践力を大きく左右します。
座学だけでなく、実際のビジネスの現場に近い形で学べる環境かどうかを比較しましょう。
④資格取得のサポート体制
ファッションビジネス能力検定や色彩検定、リテールマーケティング(販売士)など、アパレル業界で役立つ資格の取得をサポートしてくれる学校もあります。
資格そのものが必須というわけではありませんが、学びの指標として活用できます。
⑤就職実績・進路の広さ
卒業後、アパレルメーカーや小売、商社など、どのような業種・職種に就職しているかも重要な判断材料です。
大学は専門学校に比べて進路の選択肢が広く、アパレル業界以外への就職や進路変更もしやすい傾向がありますが、その分、アパレル業界への就職支援がどれだけ手厚いかは学校によって差があります。
「大学」「専門学校」「専門職大学」で何が違う?
アパレル業界を目指す進学先には、大学、専門学校、そして近年新設された「専門職大学」という3つの選択肢があります。
- 大学:一般教養と専門知識をバランスよく学べる。研究や理論的な学びが中心で、進路の選択肢が広い。
- 専門学校:2〜3年間で、デザインや縫製、マーケティングなど実践的なスキルを重点的に学ぶ。専門職への就職に直結しやすい。
- 専門職大学:産業界と連携した「職業教育中心」のカリキュラムが特徴。卒業に必要な単位の1/3以上が実習・実技で、企業内実習・インターンシップが卒業単位に含まれます(4年間で600時間以上)。理論と実践の両方をバランスよく学びながら、国が認めた専門職の「学士」を取得できます。
「じっくり理論を学びたい」なら大学、「早く実践力を身につけたい」なら専門学校、「理論と実践力を両方、体系的に身につけたい」なら専門職大学が向いているといえるでしょう。
国際ファッション専門職大学が選ばれる理由
アパレル業界を目指す進学先の選択肢のひとつとしておすすめしたいのが、国際ファッション専門職大学です。
「ファッション」と「ビジネス」の両方を軸に学べる、日本で唯一の専門職大学として2019年に開学しました。
- ビジネス視点を軸にした実践的なカリキュラム:企画・マーケティング・広告・経営など、アパレル業界のビジネス面を体系的に学べます。在学中から企業と連携した新規ビジネスプロジェクトに取り組める点も特長です。
- 全員必修の企業内実習・インターンシップ:国内外の企業と連携した実習を全学生の必修科目として設置。実働600時間以上の企業内実習を通じて、現場で通用する実践力を養います。
- 6割以上が実務家教員:アパレル・ファッション業界でのプロ経験を持つ実務家教員が指導にあたり、業界の最前線の知識・技能を学べます。
- 国が認めた専門職の「学士」を取得:卒業時には大学卒業資格に加えて、国際通用性のある専門職の「学士」を取得できます。
特にビジネス視点からアパレル業界を目指したい方には、企画・マーケティング・広告・経営を実践的に学べる「ファッションビジネス学科」がおすすめです。
まとめ
アパレル大学を選ぶ際は、名称にとらわれず、被服学系の学部・学科、商学部・経営学部、ファッションビジネスを専門的に学べる大学・専門職大学という複数の選択肢の中から、自分が目指す職種や働き方に合った進学先を選ぶことが大切です。
ものづくりに関わりたいのか、ビジネス視点でブランドを動かしたいのかによって、選ぶべき学部・学科の方向性は変わってきます。
国際ファッション専門職大学は、日本で唯一「ファッション」と「ビジネス」の両方を軸に学べる専門職大学です。
企業と連携した実践的なカリキュラムと、全学生必修の企業内実習を通じて、アパレル業界で即戦力として活躍できる人材を育てています。
ビジネスの視点からアパレル業界を目指したい方は、ぜひファッションビジネス学科の詳しい学びの内容もチェックしてみてください。
ファッションクリエイション学科

AI活用やデザイン思考で、従来型のデザイナーにとどまらず、ファッションを軸に世の中に変革をもたらす人を育成します。
ファッションビジネス学科

ブランド企画戦略からマーケティング、広告、PRを実践し、これからのファッションをリードする人材を育成します。
大阪ファッションクリエイション・ビジネス学科

欧州の高級ブランドも採用する伝統と革新的な技術を武器に、関西・大阪からグローバルに発信できる人材を育成します。
名古屋ファッションクリエイション・ビジネス学科

ものづくりを武器に、東海・中部からグローバルに発信できる人材を育成します。
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